先週、シブイオンガクスタヂオ二十周年感謝企画と銘打って、非常に気楽な企画をうちはなってみました。
開催店舗のコタンは、ぐるっと回って来て個人的な原点です。今は割合、融通をきかせてくれるので、勝手に集まって勝手に歌って、ついでに飲み食いして、おまけにギターも出しておいてくださるので、伴奏し放題。ものすごくゆるく、楽しい時間を過ごしました。ご参加の皆さん、ありがとうございました。二十年の重みと喜びを噛みしめます。来月も開催しますね。日程はまた、後日お知らせします。
また、小浜田知子の紹介で、三輪昭徳さんのブログがこれから始まります。傍目にはまるで、シブイさん乗っ取られたかのように見えると思います(三輪さんとりあえずそれだけでもいいのでお名前を名乗ってください)。ということもあって、私も久しぶりに書き始めます。何年ぶりだろうな。講師を増やし始めた2015年以後は、私以外の講師陣のアピール用にと席を譲る気持ちで、ブログ書きから離れていました。
が、疫病も退散しかけているこの秋、シブイオンガクスタヂオ二十年を期に、久しぶりにブログ再開します。まずは思い出話調子で、書きましょうか。
一体、ボイストレーニングってなんだったんだろう。
もともと、ボイストレーナーにならないか?と言われた時(1997年)に思ったこと第一は、いえいえ僕など先生なんてとんでもありません学校時代の音楽の成績なんかふつう以下でしたし性格的にも、ローテンションが災いするに決まってます。そして第二には、ボイストレーニングが社会に何か利益をもたらす可能性のあるものであるか?という点への疑いでした。だって自分は歌唱をどうにかしたい、お金をいただけるような歌声を手に入れたいという目的でしたしそれだって全然手に入ってなかったし。
向き不向きはどのお仕事にもありましょう。法学部を卒業して就職した会社ではごく普通のプログラマーでした。自分に向いてるわけがないと思っていました。でも、会社員を経験して良かったし、意外に自分に向いている面もあることがわかりました。やってみないと始まらないのは、確かです。
問題は、社会的な意義です。ボイストレーニング?なんか意味あるの?世のためになるの?人のためになるの?これを、(何せ職にあぶれていましたので)見習い的に就業しながら何ヶ月も考えていました1998。
つづく